UXデザイン会社が下期の方針で伝えたこと

7月頭より当社は下期を迎えました。
それを踏まえて先週、社員全体で会議を行いました。

下期の方針をスタッフと共有したので、その時に話したことの一部を公開しておきます。

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はじめに

2019年も上期を終了しました。
新しいメンバーも入ってきたことで、改めて我々がどこを目指しているのか、なぜこの事業を行っているのか?を振り返る機会にしましょう。

PDCAでいうと、もっとも大事なCの機会が今日だと思ってください。

何をしたいか、どうありたいか。

まず2つのことを話します。

1. 何をしたいのか?
2. どうありたいのか?

会社の運営はこの2つをチームで共有しながら、誰かの価値を出していくこと、そうやって会社を成長させていくことが大事だと考えています。

個人で「何がしたいかわからない」って悩んだことありませんか?
私はあります。
でも、世の中の9割は何がしたいのか?なんてわからない人です。

でも、どうありたいか?というのは皆知っているのじゃないでしょうか。
嘘をつきたくない。
デザインをしたいとか(これはどうありたいとかの話だと思います)

会社もそんな時がありましたが、来月から13年目を迎える今となれば、そのわからなかった輪郭がかなりはっきりしてきたように思います。

我々は「豊かな体験をデザインし、味気ある世の中を創造する」というミッションを掲げています。

これは願望あり、終わりのないゴールでありますが、ここから生み出される小さなステップを事業や会社運営の方針にし、そこに向かっています。

ミッションを決めた経緯は、以下のブログに書いてあります。

文明から文化へ

20世紀は文明が発達した時代でした。
1970年代に田中角栄が「一億総中流」を推進し、日本人全員が中間所得層を目指し、実現したのです。

インフラやモノが行き届いた結果、文明が発達しました。

この時代は足りないことを埋めることが求められた時代だと思います。
だけど、それはもうすでに行き届いたのではいでしょうか。

モノは余っています。

そのため、これからはより文化的なもの、つまり意味を求める時代になっているのだと思います。
(もちろん、今までも文化はありましたがその文脈とは別です)

人が意味を求める時代に必要なスキルってなんでしょう?

私も明確な答えはないのですが、自分の頭で考えて行動することに集約されると思います。

でも、それは会社を主語にするとまだ抽象的です。もう少し我々の現状と将来の行動のヒントに近づけるなら、BTCモデルを愚直に推進することだと思ってます。

BTCモデルについては以下を見てください。

なぜデザインが必要か?

皆さんにとっては、これはよく目にする質問でしょう。
そして明確な回答を持つのも難しい。

我々はユーザーにとって、便利なものや豊かになりそうなことをデザインする行為を是としています。

ユーザーが触れるインターフェイスもそうだし、そこから生まれる体験を作りたい人がajikeに集まっているのだと思います。

そして、前段で書いた「意味のデザイン」をするためには、不確実性が高い状態でアウトプットをつくり、何をすれば正解に近づけるかを模索しながら目的達成を試みるスキルが必要です。

つまり問いを探すところから始めるデザイン思考です。

これは、ajike社員が持つ共通のスキルとして磨いていただきたいと思っています。

注意してほしいのは、このスキルは価値あるものを生み出すフローを磨いているのであって、フローそのものに価値がありません

ただ、味気あるものを作りたいという願望と(広義の)デザインは切っても切り離せないもので、我々をajikeたらしめる行為はデザインすることからスタートしているのだと思います。

前段が長くなりましたが、

・何をしたいのか?
・どうありたいのか?

はここにいる皆のおかげで、2〜3年くらいで固まってきました。

HIGH OUTPUT(書籍)にあるシンプルで強力なイメージ

HIGH OUTPUT MANAGEMENTという本を読んだ人がいるかと思います。

単純な図ですが、我々の活動品質を上げることを説明するのにとても便利な図です。

OUTPTUTがなければ、価値は生まれない

このOUTPUTを生み出すために小さなステップを刻むことがデザイン思考でもあるし、それを好と受け入れる企業文化が必要です。

すべてはINPUT&OUTPUTで説明できる。


会社も目的、つまりOUTPUTのために活動し、その結果、売上や利益が返ってくる。
事業も教育や、採用もこれで説明できるんじゃないでしょうか。

INPUTしたものは会社という箱 = ”ありかた”を通してOUTPUTになる

何をしたいか?は何度も伝えたとおり、「豊かな体験をデザインし、味気ある世の中を創造する」ことです。
先ほども書きましたが、主語や単位を小さくすれば、OUTPUTは変化します。

そして、この真ん中にある箱は ajike の組織のあり方を整理した重要な図です。

ここ2〜3年かけて皆が、esa に知見を書いたりフローを整備しててきました。

その行為が文化をつくりあげているし、プロセスやマネジメント、オペレーションへとつながっています。

ありかたの中身

箱にあるタイトルを成し遂げるためにやることが右にかかれています。

文化が一番下にあるのは、組織の土台になっているから。
オペレーションもマネジメントも文化の上にしか成り立ちません。

順に説明します。

文化

ajikeで最も大事なものは文化です。
山口さんにCCO(Chief Culture Officer)になってもらっているくらい大事です。

文化は一朝一夕でできるものではなく、数年かかってできあがってくるものです。

ここには、何を成し遂げたいのか?を明確に示し、そのあり方、つまりブランド・ステートメントや行動指針が書かれています。

入社したみんなは、この部分に共感できる(できそう)な人が集まっているはずです。

入社試験が最近、厳しくなってるなーという印象は少しありますが、それだけ自分たちより優秀かつ行動指針に共鳴できるヒトじゃないと組織文化がつくれないとわかっているからです。

そして、いまここにいる人たちはUXデザインという手法を売るのではなく、豊かな体験をデザインするために集まっていると理解しています。

プロセスについて

プロセスは我々のOUTPUTをより効率的で高水準にするために会社が有するノウハウです。

ajikeの品質を生み出す部分であり、資産でもあります。そして、このプロセスは時代に合わせて変化が起きうる部分だが、表層と本質を捉えてチームでアップデートし続けてほしいと思います。

マネジメントについて

マネジメントとは、個人そして会社が成長するために必要なスキルです。マネージャーやリーダーに期待することは、責任範囲のチームで最高の業績を生み出すことです。

我々は寄せ集めのグループではなく、チーム。

チームを機能するためにはチームで目的を持つこと。そして、リーダーシップとフォロワーシップをあわせてユーザーに価値あるアウトプットを出すことを目指すマネジメントを行ってほしいです。

最初からマネジメントができる人はいないので、組織の成長スピードにあわせて一緒にやっていきましょう。

オペレーションとは

オペレーションは会社が出す成果物に直接影響がある大事な部分です。オペレーションを軽視してはいけない。

ここを磨くには長期に渡りお金などのリソースが必要です。採用時にそのスキルを持っている、もしくは身につけられる人を採用し、プロセス、マネジメントとともに磨きあげてOUTPUTを出すものです。

よく言われる”目の前の業務に集中する”とはここを指し示し、OUTPUTに一番近いところにあるのです。

2019下期スローガン

そんなこんなで2019下期のスローガンです。

イケイケのベンチャーっぽい感じに見えるけど、意図としては、考えていることを早く出して、早く調整していく。

esa でいえば WIP を早く作っていくようなデザイン思考型の仕事を目指したスローガンになります

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まとめ

業績や各PJの話は別途行いましたが、全体に向けてはこんなことを話しました。

最近、デザイナーやディレクターが新しく入ってきてくれたので、改めて伝える機会として全体の共有会をもうけました。

ちなみに、どうありたいか?にある図の部分はベイジの枌谷さんが書かれた記事から引用しております。

事前に会議で使ってもいいですか?と確認したところ快諾いただきました。ありがとうございます。

ここ1~2年くらい、デザイン組織のつくりかたを意識してますが、仕組みとして参考にした書籍は下記2冊 + 枌谷さんの記事です。

そんなこんなで下期もチームでがんばっていきたいと思います。

twitterでもたまにつぶやきます。

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