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ゴールデンサークル理論に潜む罠

先週の経営MTGで表題のような話をしたので備忘録として残しておく。

ゴールデンサークル理論とは

ゴールデンサークル理論とはサイモン・シネック氏がTEDにて「優れたリーダーはどうやって行動を促すのか」というプレゼンで提唱した理論だ。

参照:Creating a value proposition with the Golden Circle Model

サークルの中心にある、

Why:なぜからはじめて
How:どうやって
What:何を

の順で伝えると共感を生むことができるという理論だ。

字幕付きの動画URLを乗せておくので興味がある人は見てほしい。

デザインプロセスにおけるゴールデンサークルの位置づけ

ここ1〜2年くらいは、新規事業のご相談をいただくケースが増えてきた。
事業が成功することに対して100%保証することは依然難しいのだが、その確度が高くなるためにファシリテーションやアウトプットを出すことで、そのアイデアを進めるべきか否かの議論ができる状態を提供している。

この時に利用しているフレームワークはダブルダイヤモンドが多い。

ざっくりいえば、前半に問題を見つける、後半に解決案を検証するプロセスだ。

で、この前半に、ゴールデンサークル理論を利用する時がある。

なぜ、我々がこの事業をやるのか、これは誰にとってどんな意味があるのか?それを解決するときにどんなアイデアが考えられるのか?などを検討するには便利なフレームワークだからだ。

でも、このプロセスで時間の配分を間違うととんでもない失敗になるのではないか?というのが経営MTGでの議論ポイントだ。

抽象度が高いところに時間をかけすぎない。

Why の部分は抽象度が高い。

下図は経営MTGで話したときのホワイトボードに書いた図だ。
(字が汚いのは許してほしい)

ユーザーにサービスを届ける時、ユーザーが直接便益を受ける部分はWhat と How の部分だろう。

Whyは、共感できる部分もあるだろうが、サービスやプロダクトを享受する側から考えると、サービス利用前か利用後に理解し、ロイヤリティを強くするためのものになる。

もちろん、サービス提供側としては Why がないと、弱いサービスになるのは大前提だ。

なので、What と How をインターフェイスとして磨くことが我々デザイン会社として求められるところだよね。みたいな話になった。

で、What がないまま、How を磨くのはダメだ!と思ってる。いまもそうだ。

だけど、先日友人からおもしろい話を聞いて、その考え方を少し改めた。

What はビジネスの型としての定石を磨き、How をクリエイティブにすることでユーザーはそのサービスが魅力的に感じることは往々にしてあるという話だ。


Why が一番大事だから、時間をかける。次にHowに時間をかけるなど線形のプロセスで進めると、結局堂々めぐりになり一番最初に思いついたアイデアに帰着することがある。

ゴールデンサークルで捉えると、Why が大事ぃぃいい!みたいな感じで捉えるのではなく、早くWhat か How に行って、それのアウトプットを確かめるプロセスにしないと時間という貴重なリソースを消費してしまうぞ。

なんて話をした。

つまり時間配分の話だ。

具体的にどれくらいの時間配分にすればいいのか?

そして、時間配分を意識していたら、以下の図を見つけた。

参照:Take our playbook: NPR’s guide to building immersive storytelling projects | NPR Training

この配分が絶対というわけではないが、リサーチ、プランが20%費やしたら、次にプロトタイプに展開している。

線形で表示すると、具体的には以下のような配分だ。

10% → 10% → 30% → 40% → 5% → 5%

この図で見ると、ゴールデンサークルの骨子を考える時間などは調査含めて20%。そのあたりがわかるとプロトタイプに進んでいる。

アイデアを考えたり、手を動かしたりの行ったりきたりが品質をあげるのはここ数年で確信している部分だ。

考えて行動する。という2つにわけると「考える」は大事だがくれぐれも考えすぎには注意しよう。というのがこの議題の結論だ。

考え過ぎののタイプはぜひ気をつけてほしい。

Twitterでもたまにつぶやきます。

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ありがとうございます。スタッフとコーヒーいただきます。

私もスキ押すので、記事教えてくださいね。
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梅本 周作 / ajike

UXデザイン会社ajike/アジケのCEO。USEN MediaのCXOも兼任。 味気ある仕事をしたいと思っています/デザイン組織づくり/二地域居住/レゲエ好き/たまにがんばります😐https://ajike.co.jp/
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