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色は匂えど散りぬるヲ

株式会社アジケ代表のブログ。清濁併せ呑むようなものが好物です。

2017年 年始のご挨拶

Diary

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皆さまあけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年は酉年にちなんで飛躍するぞ!と声高らかに宣言することが何だか気恥ずかしい年齢になってまいりました。

今年も自分たちができることを着実にやっていき、クライアントやユーザーの生活に貢献できるような仕事をする1年にしたいと思っております。

気持ちのうえでは新しい挑戦を今年も取り組んでみたいと思いつつも、これまでの経験を踏まえて自分なりにアクセルを踏むところとブレーキをかけるところがわかるようになってきたように思います。

良く言えば熟練してきたということでもあり、悪く言えば、保守的になってきたということでしょうか。

2017年は引き続き、ユーザーの体験をデザインする会社として強くなります。

そんな自分、そして会社そのものを受け入れつつ、ユーザーの体験をデザインする会社としてチームで協力しながら、結果を出せる会社として強くなれる1年になればと思っております。

お時間がない方はここまでお読みいただくだけで十分ありがたいことです。

ぜひ本年も ajike をよろしくお願い申し上げます。

2016年の振り返り

ここからはちょっと長くなりそうですが、年末年始に思ったことを書き留めておきます。

市場関連

2016年はUXデザインに関する市場ニーズが一気に高まったような印象でした。

米国では、多くの大手企業やコンサル会社がデザイン会社を買収し話題になりました。また、2016年下期は日本でも大手の広告代理店が米国やインドのデザイン会社の資本事業提携や買収等のニュースを耳にすることがあり、とかくUXデザインというキーワードに注目が集まる1年だったように思います。

一方、業界内では過去のビッグデザイン、スモールデザイン論争(神学論争)のような意見が散見しました。

それだけ、業界内外ともに注目度が高いキーワードであり、成果にコミットするためにはどうすればいいのか?プロセスは品質なのだから、手法が大事なんじゃないか?という事業主側の気づきもあったのではないでしょうか。

弊社はお問い合わせフォームや知人から、UXデザインに関するお仕事のご相談を大変多く頂戴し、UX/UIデザインに関するニーズの高さを肌感覚で実感しました。

UXデザイン事業を営んでいる企業の方々とも情報交換をさせていただき、UXデザインに対する実際のアプローチを各社がどのように工夫しているのかなども教えていただいた1年でした。

総論としては、UXDに取り組む企業はUXデザインの概念は浸透してきたので、どうやって実践していくか?という状態に各社が課題設定しているように思います。

プロジェクト関連

2016年は弊社が期待される業務内容および、売上構成比が大きく変化した1年でした。

UXデザイン、UIデザイン業務になるとエージェンシーを挟むことなく、事業責任者と一緒にサービスをデザインしていく=事業をどうやれば成長させることができるのかデザインで応えていくという事業がメインになりました。

2016年に担当した主な UXデザイン関連プロジェクト

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他にもいろいろUXデザイン関連のお仕事をさせていただきましたが、今年はチームでUXデザインに取り組む仕事が増えました。

弊社は4年ほど前から、UXデザインに携わってきましたが、当初は実務として何をどう行っていくことがUXデザインなのか?まだまだ手探りの状態でした。

なので、特定のメンバーのみが UXデザイン業務を行い、他メンバーは制作業務を担当していくような状態でした。

しかし、2016年は制作メンバーのほぼ100%が何らかのUXデザインPJに携わりチーム感をもって業務に邁進しました。

UXデザイナーとして成長したスタッフ

2016年は手前味噌ですが、成長したスタッフが多かったように思います。

理由はいくつかあるのですが、以下の点がそれを実感させるものとして大きな役割を果たしてくれております。

  • CCO(Chief Culture Officerr)の山口が主体となって進めている、社員満足度アンケートの内容が変わってきた。

弊社では毎年1回〜2回、社員満足度のアンケート調査を行ってきました。 それはCCOの山口が「会社の文化をつくらないといけないし、そのためには定点調査を繰り返す必要がある」ということで、いろいろやってくれている施策のひとつです。

スタッフたちはWEBプロダクションという位置付けからUXデザイン会社に変遷をしていくなか、いろんな葛藤があったように思います。

2年前のアンケートを見ていると、

  • UXデザインがよくわからない。
  • お客さんのパートナーになるという意味が理解できない

というものもありました。

もちろん、スタッフひとりひとりの現在の位置や将来やりたいこと、視座はさまざまですが2016年12月に提出してもらった社内アンケートは、UXデザインの有用性や事業パートナーとしての心構えと自分のスキルセットをチームでどう活かしていくのか?など、ユーザーや事業目的に対してどう自分事化していくかという点で苦心している内容になりました。

UXデザインはユーザー理解や事業戦略の理解から、ビジュアルデザインまでデザインレイヤーが幾層も重なった業務ですのでひとりではできません。

まずはマインドセットとして、ユーザーが満足するために自分たちが得意なスキルをどう活かすか?という視点で業務に取り組んでいるメンバーが多くなってきたことは及第点かと思っております。

もちろん、伸ばすべきスキルや足りない点を指摘すればいろいろありますが、UXデザインを中心とした空気感や業務フロー、になったことはこの1年で一番大きく変化したことです。

そのことが私にとって大きな喜びになりました。

成長したことを実感できるスタッフと一緒に時間を過ごせることが経営者としての醍醐味のひとつだと思います。

書くべきか悩みましたが……どん底まで自信を喪失した2016年

ここまでとてもよい感じの1年だったと書きましたが、正直に書くとは2016年は私が創業してからもっとも苦しんだ1年でした。

私が ajike を創業したのがが2007年なので、2017年の今年でちょうど10年という節目を迎えます。

9年目は本当にしんどかった。特に上半期はブログを書こうという気持ちにはまったくなれなかったし、マイナス思考が頭の中を占領した時期が長かったです。

巷には成功事例のニュースが溢れ、社内外から自分の存在やアイデアを否定をされているような感覚に陥りました。

理由はいくつかあるのですが、一番の大きな理由は上述した部分でも少し触れましたが事業の売上構成費をガラっと変えたことに起因します。

事業構成費をUXデザインによる売上が大きく占めるような会社にしようと決めたのが、2015年の暮れ。

そのことにともない自分たちの業務フローやスキルセットを大きく変化させることが求められます。

計画していた売上に届かないことからの焦りやそのために生まれた社内の不協和音もありました。

もちろん、会社が苦しい状況になったというのはすべて私の責任です。

夏は金銭面、人材面でもいろいろもがき、打開策を模索することで下期はV字カーブの放物線を描くような終え方ができました。

2016年は自分に対しての大きな反省がありました。

人間は誰しも良い点、悪い点を併せ持った存在だと思っていましたが、さすがにこれは自分の責任じゃないかということを痛烈に意識しました。

経営者としての自分の至らなさを自覚し、それをそのまま受け止めることはなかなか難しかったけど、それが受け入れられるようになりました。

至らない点という言葉でかたづけてしまえば簡単ですが、やはりヒト・モノ・カネで大きな苦しみを味わった2016年の経験は自分にとって大きな意味をもったと思っております。

30代も後半にさしかかり、何を為すのか時間の選択が重要になってきました。 持ち場でコツコツやっていく姿勢は変わりませんが、ユーザーの体験をデザインするために何をしてきたのかを整理しながら、またその知見をパートナー企業や社員に還元できるような企業にしていければと思います。

2016年最後に苦しい時期をついてきてくれたスタッフには本当に感謝しております。

2017年はこれまでの経験を踏まえて自分たちができることを実直にやっていく年にしたいと思います。

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冒頭にも書きましたが、2017年もユーザー体験をデザインする会社として芯の強い会社になっていきたいと思っております。

芯というのは、UXデザイン企業としてパートナーの事業成長に寄与できる価値を提供することだと考えております。

そのためには、データを活用してユーザーの行動や心理を読み取り、それをアウトプットに活かしていくことで事業成長をできる体制、いうなればデータを活用してユーザーの体験をデザインする会社になろうと考えております。

ケーススタディはだいぶ溜まってきたので、データをどう読むか?読んでデータをどうプロトタイプに落としていくのか?考え方を共有し実践していきます。

個人的には今年中に5割以上のデザイナーがSQLデータを直接読み解いて、デザインができるというチームにしたいと考えております。

ということで、2016年12月はUXデザイン会社として

  • UXデザインを行うための視点が得られる場づくり
  • UXデザインを行うためのマインドセット、文化特性の構築
  • デザインアプローチ

をより整備します。

なかでもマインドセットと文化特性を構築するために、

7:2:1=実務:フィードバック:座学

の教育支援体制を強化することが重要だと考えております。

このフィードバック2に対して、どういうマネジメント体制を整備するか?が今期の大きな課題と思っておりますし、ユーザーを体験するデザイン会社って何なのか?を考えながらコツコツやっていこうと思います。

長くなりましたが本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

採用を強化しております。

現在、ajike では以下の職種でメンバーを募集しております。 一緒にはたらきたいと思ったかたはぜひお願いいたします。

  • 採用担当
  • UXデザイナー(or WEBディレクター)
  • UIデザイナー
  • エンジニア